【新シリーズ始動】歌と室内楽シリーズ「Overture」vol.1 テーマは”France”

次々と話題の企画を生み出す新生オペラカンパニー「東京オペラNEXT」の新たな挑戦として、歌と室内楽によるシリーズ「Overture」がスタートします。

第1回のテーマは「フランス」。
生誕150周年のラヴェル、生誕180周年のフォーレ、生誕170周年のショーソンと、2025年はフランス音楽界を彩った名作曲家たちのアニバーサリーイヤー。有名曲から日本では演奏機会の少ない名曲まで幅広く取り上げます。

ソプラノ・熊田祥子が紡ぐ、フランス語の美しさと繊細な情感。
若手実力派フルート奏者・上畠由梨乃、ベテランチェリスト・大島純、
そして東京オペラNEXT音楽監督・村上寿昭(ピアノ)が奏でる室内楽との豊かな音楽の対話——。

シリーズタイトル「Overture(序曲)」には、“新しい物語のはじまり”という想いを込めました。
東京オペラNEXTが奏でる、新たな音楽世界を、どうぞご体感ください。

【公演概要】
日時:2025年6月1日(日) 14時開演(13時30分開場)
会場:霞町音楽堂(東京都港区西麻布4-2-6 B1)
出演者:熊田祥子(ソプラノ)、上畠由梨乃(フルート)、大島純(チェロ)、村上寿昭(ピアノ)

【プログラム】(予定)
フランスのエスプリをぎっしり詰め込んだ必聴プログラム
・ラヴェル/マダガスカル島民の歌 Ravel: Chansons madecasses
・シャミナード/星のセレナード Chaminade: Serenade aux Etoiles
・フォーレ/夢のあとに Faure: Apres un reve
・サン=サーンス/見えない笛 Saint-Saens:: Une flute invisible
・プーランク/歌の調べ Poulenc: Airs chantes
・ドビュッシー/チェロソナタ Debussy: Vc Sonata 他

【チケット販売】電子チケットteket ◇全席自由・すべて税込み◇
https://teket.jp/9819/49264
 一般 6,000円
 U25(25歳以下) 3,000円
 NEXT Supporter Club優待価格※ 5,500円
 ※会員の方にはクーポンコードをお知らせいたします。この機会にNEXT Supporter Clubへのご入会検討ください。

チケットは出演者または事務局でもご案内いたしますのでお声がけください。

なぜ、オペラカンパニーがあえて“歌と室内楽”というテーマに挑むのか――
その背景には、団体設立当初から抱き続けてきた、ひとつの信念があります。東京オペラNEXTのミッションは、二つの柱から成り立っています。
第一に、多様な演奏機会の創出を通じてオペラファンの裾野を広げ、音楽を通して人々の幸福に貢献すること。
第二に、音楽家の生涯にわたる芸術的成長を支援するプラットフォームとして機能すること。“歌と室内楽”というテーマは、まさにこのミッションの核心を体現する取り組みです。東京オペラNEXTという団体の存在意義そのものに直結する活動だといえるでしょう。

注目のプログラム 
ラヴェル《マダガスカル島民の歌》(Chansons madécasses)は、1926年に作曲された3曲からなる作品で、声楽(メゾソプラノまたはソプラノ)、フルート、チェロ、ピアノというまさにこの日の編成のための作品です。編成が珍しいことから演奏機会が少ない、まさに“知る人ぞ知る”名曲です。
マダガスカルに伝わる詩(仏訳)をもとに、エキゾチックで官能的、時に社会的メッセージも含んだ音楽が特徴。第2曲〈Aoua!(アウア!)〉では、植民地主義への怒りが込められています。このようなドラマ性と社会的メッセージを併せ持つ傑作を、ラヴェルが意図したオリジナル編成で演奏するまたとない機会を、どうぞお聴き逃しなく。

芸術性と技術の粋を極めた音楽家たちによる、こだわりのプログラム。優雅で繊細なフランスの響きを、どうぞご堪能ください。


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